母、初めてレディスアデランスのウィッグをつけてお出かけする

レディスアデランスのウィッグをつけての初めてお出かけ。

自然に見えるとはいうものの、

ウィッグと気づかれないかという不安はちょっとあるみたい。

でも、間近で見ても地毛に見えるし、

ウィッグと知らない人は絶対気づかないよ、これは。

そう母に言うと、

「そうかな〜」と嬉しさと恥ずかしさ、

そしてちょっぴりの不安が入り混じった乙女のような表情をする。

女性は髪型ひとつでこんなにも気分が変わるもの。

うんうん、こういう乙女っぽい母もかわいくて素敵ね。

最初のお出かけということで、

電車で2駅離れたお気に入りのカフェに行くことに。

近所の方が不安があるみたいで、

ちょっと離れた場所の方が安心とのこと。

電車に乗っている時も、

小声で「大丈夫?変じゃない?」、

と何度も確認していた。

何回聞くの、と心の中で思いながらも、

そわそわウキウキしている母がとてもかわいく思えた。

ちょっとお茶しに行っただけなので、

ほんの2時間ほどのお出かけ。

帰りの電車ではウィッグを気にすることなく、

堂々とふるまえるようになっていた。

一回ウィッグをつけてお出かけしてみると、

自信がつくみたい。

母のウィッグデビューは無事終わり、

ウィッグを薦めた私もほっと一安心。

今度は町内会の集まりにウィッグをつけて行くって。

もうウィッグは母になくてはならない存在になった様子。